作新学院大学からのお知らせ

【学生インタビュー】教員採用試験合格者 第2弾

【学生インタビュー】教員採用試験合格者 第2弾
(最終更新日:2024/02/01)

2024年2月1日
令和6年度 公立学校教員採用試験の合格者インタビュー第2弾をお届けします。今回は、合格者の中から6名の学生に、本学の学びや試験勉強について聞いてみました。本学の 教職実践センター では、豊富な経験を持つ教員が常駐し、学生への相談支援や最新情報の提供等を行っています。また、教員採用試験講座 を開講し、学生一人一人に寄り添った丁寧な指導で、教員採用試験合格をめざす学生を強力にサポートしています。
 
人間文化学部発達教育学科4年
・福島県公立小学校合格 新井 唯菜さん
・福島県公立小学校合格 菊地 菜穂さん
・栃木県公立小学校合格 髙須 結衣さん
・福島県公立中学校合格 丸山 一志さん
・茨城県公立特別支援学校合格 鈴木 思実さん
・栃木県公立特別支援学校合格 田野邊 咲希さん
 
⇒発達教育学科の詳細は こちら
⇒教職をめざす学生へのサポート体制は こちら
⇒合格者インタビュー第1弾は こちら


福島県公立小学校合格
 新井 唯菜さん
(足利清風高等学校出身)

  • 学生1(新井):インタビュー
    新井 唯菜さん

教員をめざすきっかけを教えてください
 初めに教員を目指したきっかけは、中学校の合唱コンクールです。クラスの仲間や先生と力を合わせて目標を達成できた合唱コンクールでは大きな感動があり、このような貴重な経験ができる学校にこの先も携わりたいと思うようになりました。また高校では、テスト前に友人に勉強を教える機会があり、分かってもらえた時や、テストの結果に繋がっていく様子がとても嬉しく、教えることのやりがいを知りました。大学では最初、高校教諭を目指して入学しましたが途中で挫折し、一般企業への就職も選択肢にありました。しかし、小学校の教育実習を経験し児童たちの素直さや教育の奥深さにふれ、教員採用試験に挑戦しようと決意しました。
 今後私は、児童たちと感動や成長を分かち合える教員を目指して努力したいと思っています。
 
合格に向けてどのような準備をしましたか?
 本格的に試験勉強を始めたのは、3年生の9月頃です。一般教養、小学校全科、教職教養の参考書をそれぞれ購入し、勉強開始が少し遅れていたので「何月までにここまで終わらせる」と期限を決めながら取り組みました。初めは1日最低2時間と決めて勉強するルーティンをつくり、徐々に増やして、日によりますが約5~10時間勉強していました。参考書で分からなかった所を自分なりにノートにまとめて、電車の中など隙間時間に何度も見直しこれを確実に覚えるまで繰り返しました。他にも、Youtubeや穴埋め形式にできるアプリを取り入れて効率よく学ぶことを意識しました。また一緒に試験を受ける友人たちとは、問題を出し合ったり、分からない所を教え合ったり、学びの共有をしたりして高め合える関係でいられ私にとって大きな存在でした。大学にある参考書や、過去問も活用し問題形式に慣れることにも取り組みました。またその日の気分によって、 大学図書館教職実践センター、地元の図書館、ファミレスなど場所を変えながら気持ちも切り替え集中力を保つようにしていました。2次試験対策では、教育実習の日誌を読み返し経験・学んだことを具体的に振り返り、教職実践センターの先生方や キャリア・就職支援課 の方々、友人などに面接練習をお願いして様々な質問の対策をしました。小論文は、友人との意見交換で問題に対する知見を深めたり、出題傾向を把握してから先生に何度もご添削いただいたりして、自分の中で流れをつかめるよう努力しました。
 
作新大での学びはどのように役立ちましたか?
 大学の中でも、教職実践センターはこれまで積極的に活用させていただきました。丁寧なご指導をくださる教職の先生方がいらっしゃったり、参考書・教科書や筆記具など必要な物が揃っていたりするので、授業の課題や実習準備、試験勉強などは教職実践センターで取り組むことが多くありました。このことは、課題に対して新たな発見をしたり効率的に取り組めたりしたので、確実に教採合格に繋がったと思っています。
 
後輩へのメッセージをお願いします
 先生方や友人たちと近い距離感で深い学びを得られる環境が作新大の魅力だと思っています。私は、教職実践センターの先生方や、キャリア・就職支援課の方々に沢山お世話になりました。勉強面に限らず試験に対する悩みなどの相談にのってくださったり、役に立つ情報なども協力的にご提供くださり、このようなご支援が無ければ私は試験に対して準備不足なことばかりだったと感じています。また、一緒に試験を受ける友人たちからは、様々な面でとても刺激をもらいました。模擬授業や実習での工夫、勉強の仕方や集団討論・面接練習などから学ぶことも多く、その都度私ももっと頑張ろうと感化されていました。また、図書館や教職実践センター、学生会館 など、集中して課題に取り組める場所が多い所も個人的にお気に入りです。是非、積極的に活用して有意義な大学生活を過ごしてください。


福島県公立小学校合格
 菊地 菜穂さん
(宇都宮商業高等学校出身)

  • 学生2(菊地):インタビュー
    菊地 菜穂さん

教員をめざすきっかけを教えてください
 教員を目指すようになったきっかけは、高校2年生の時に当時の担任の先生から「教員に向いているんじゃないか」と言われたことでした。今まで「先生」という存在がとても好きで、なりたいと思っていましたが、家庭の状況などもあり諦めていました。しかし担任の先生からそのように言っていただき、また大学進学に向けてたくさんの先生方が、奨学金や特待生制度 を紹介してくださったり、そのために必要な資格の取得に向けて助けてくださいました。そうした支援を受けて今、私は大学で勉強ができていて、福島県での採用をいただくことができました。そのため、私は将来、自分がそうしてもらったように子ども一人一人の夢や目標に全力を尽くせるような教員になりたいと思っています。
 
合格に向けてどのような準備をしましたか?
 なんとなく準備をし始めたのは大学3年生の春休み頃です。その頃はバイトもかなり入っていたので、自分の余裕のあるときに書店で買った参考書を解いていました。大学4年生の4月からは、教職実践センター にある過去問をコピーして解いていました。参考書より過去問をひたすら解く方が身になるなと感じました。夏休み頃には、教員採用試験講座 を利用して、面接や集団討論の対策を行いました。講座では、作新学院大学の先生方だけでなく、外部講師の先生方からの指導も受けることができました。
 
作新大での学びはどのように役立ちましたか?
 一番大きな学びはやはり「教育実習」です。実際に小学校の子どもたちと触れ合うことで現場の雰囲気を近くで感じることができます。授業など上手くいかないことも多いですが、その失敗が必ず糧になります。また、私は教育実習校でボランティアにも参加させてもらいました。実習では担当クラスやその学年の子どもたちとの関わりが中心となりますが、ボランティア活動では様々な学年の子どもたちと関わる機会が増え、学年によって違う子どもたちを見ることができてとても勉強になりました。私の場合は実習後(3年次)にボランティアに参加しましたが、可能であれば実習前(2年次)からボランティアに参加しておくと良いと思います。実習前に学校の雰囲気を知ることができ、実習校の先生方や子どもたちも自分を知っている状態で実習を始めることができるので、気持ち的にとても楽になると思います。
 
後輩へのメッセージをお願いします
 作新学院大学の先生方は、学生にとても親身に接してくださり、一生懸命にやればやるほど私たちを助けてくださいます。授業で先生方から学ぶことが多いのはもちろん、実習前の板書練習や模擬授業など、時には厳しく時には優しく指導してくださいます。


栃木県公立小学校合格
 髙須 結衣さん
(宇都宮北高等学校出身)

  • 学生3(高須):インタビュー
    髙須 結衣さん

教員をめざすきっかけを教えてください
 私は、小学校・中学校を卒業前に、お世話になった先生方から「将来教員になったらよいと思う」「教員に向いていると思う」と言われたことがきっかけで、教員を志すようになりました。そこから本当にやりたいことを考えたときに、誰かの未来に貢献できる人間になりたいと思ったことから教員という職業に就くことを決めました。将来は、子どもの可能性を引き出し、伸ばして、子どもと共に成長できる教員になりたいです。また、子どもたちが大人になったときに、その子たちから「私と出会えてよかった」と思ってもらえるよう、誰かの心に残る人になりたいと思います。
 
合格に向けてどのような準備をしましたか?
 私は、1年生のときに 教員採用試験講座 を受講し、どのような問題が出るのか、今の自分はどのレベルなのかを把握しました。中学生の頃は覚えていたことも忘れていることが多かったので、そこで自分のやるべきことに気づくことができました。早めに教員採用試験講座を受けておいて良かったと感じています。そして、本格的に勉強し始めたのは、3年生の夏からです。小学校全科及び教職教養のテキストを購入し、幅広く学習しました。全範囲に対応しているテキストを解いても心配だった社会と理科は、4年生になる前の春休みに高校入試向けのテキストを購入し、解きました。忘れてしまったところは付箋に書いてノートに貼り何度も復習できるようにしていました。また、副教科に関しては、教職実践センター に置いてある教科書を読み、覚えておくべきことをノートにまとめていました。4年生になってからは、復習するためにもう一度教員採用試験講座を受講しました。自分が勉強してきたことが身になっているかを確認し、忘れているところを把握できたのでよい勉強になりました。勉強時間に関しては、1日3~4時間の日が多かったです。やることが多かった日は8時間くらいの日もありました。
 2次試験対策は、1次試験が終わってから本格的に始めました。論作文は時間を計り本番と同じ時間内に書けるようにしました。先生方に添削をしていただき、10年分の過去問を使って練習しました。面接や集団討論は、主に教職実践センターの先生方が対策日を設けてくださったので毎回参加して、備えました。
 
作新大での学びはどのように役立ちましたか?
 作新学院大学の学びで、合格につながったと思うのは、日々の授業です。今年度(2024年度採用)の教員採用試験では、一般・教職教養で、ヴィゴッキーを選択する問題がありました。石塚祐香先生 の『知的障害の発達心理学』の授業などで出てきた人物です。また、毎年『教育方法論』など 川原健太郎先生 の授業で習う人物も問われています。このように、日々の講義の中で出てきたことが採用試験の問題として出題されます。毎回の授業をしっかり受講することも合格に繋がるのだと思います。
 
後輩へのメッセージをお願いします
 作新学院大学の良いところは、経験豊富な先生方の講義を受けられるところだと思います。特に教職実践センターにいけば、困ったときに相談することができ、そこで出会った学生ともコミュニケーションを図ることがでます。教育実習前や教員採用試験前などは、本当にお世話になり、親身に相談に乗っていただきました。また、特別支援学校の教員免許を取得できるのも作新学院大学の良さだと思います。現在は通常学級であっても発達障害の子どもが8.8%いるとされています。つまり、特別支援教育を必要とする子どもへの対応法を学ぶことが大切であり、それを学習することができるところも魅力的だと感じています。


福島県公立中学校合格
 丸山 一志さん
(白河旭高等学校出身)

  • 学生4(丸山):インタビュー
    丸山 一志さん

教員をめざすきっかけを教えてください
 私が教員を目指そうと思ったきっかけは、中学校での体験です。私は中学生の頃、一日一日を無為に過ごすことなく大切にすることで、充実した学校生活を送ることが出来ると学びました。そして、今度は自分が教員になり、生徒達が日々成長できるようサポートしたいと思い、教員を目指しました。将来は、日常生活で積極的に物事に取り組める力を子ども達に身につけてもらうこと、そして自身の学校生活を誇れるような過ごし方を子ども達が出来るようサポートしたいと考えています。
 
合格に向けてどのような準備をしましたか?
 一般教養については、塾で講師をしていたため日々の仕事がそのまま勉強になっていたと感じています。後はひたすら過去問を解き続け、弱点を潰していきました。教職教養については、4年生の6月から少しずつ暗記を始め、試験直前の昼休みまで暗記していました。
 
作新大での学びはどのように役立ちましたか?
 私が特に合格に繋がったと考える講義は、「国語科教育法」です。特に集中講義の際、国語の授業のあり方を新しい視点で伝えてくださったことが印象に残っています。教員採用試験のモチベーションだけでなく、教員になった後のテクニック面においてもためになった講義だったと思います。
 
後輩へのメッセージをお願いします
 作新学院大学は、教授や学生同士の距離がとても近いと思います。勉強のモチベーションが下がった時に周りの様子が見えやすく、まさに受験は団体戦なのだと感じました。また、講義の合間を活用することの大切さも学べるので、時間を有効活用し効率よく対策を進めることが出来ると思います。


茨城県公立特別支援学校合格
 鈴木 思実さん
(真岡女子高等学校出身)

  • 学生5(鈴木思):インタビュー
    鈴木 思実さん

教員をめざすきっかけを教えてください
 小学1年生の時、うまくクラスに馴染むことができなかったのですが、副担任の先生が一緒に休み時間を過ごしてくれたり、友達と話すきっかけを作ってくださりました。その頃から教員という職業に興味を持ちました。また、特別支援学校の教員をしている母に影響を受け、中学2年生の職業体験学習で特別支援学校に行った際、子どもたちとの関わりや先生方のお話を聞き、特別支援学校の教員になりたいと思いました。
 将来は、一人一人と丁寧に関わり合い、その子どものできるところや良いところをさらに伸ばし、苦手なことを少しでもできるようにするような支援ができる教員になりたいです。また、子どもたちが安心して楽しく学校で過ごすことができるような環境を作れるようにしたいです。
 
合格に向けてどのような準備をしましたか?
 本格的に勉強を始めたのは、大学3年生の春休みからでした。過去問や問題集を解いて、分からないところや知らなかったことは調べてメモをして、後から見返すことができるようにしました。問題集も全て解くのではなく、過去問と照らし合わせて、出題頻度が高い単元や自分ができていないところを中心に勉強していきました。各県によって出題の傾向が異なるので、それぞれの県に合った問題を中心に解いていました。
 2次試験の対策は、作文・集団討論・個人面接全ての対策として、教育的なニュースを新聞やテレビ、ネットで調べ、それに対する自分の考えなどをノートにまとめていました。また、大学で行われた集団討論や個人面接の練習に参加し、答え方や討論への参加の仕方を学びました。
 
作新大での学びはどのように役立ちましたか?
 特別支援教育に関する授業では、グループを組んで、模擬授業を行いました。実習に行く前だったので、実際の子どもの様子や授業の仕方など分からないこともたくさんありましたが、調べながら授業を作っていき、学生同士で意見交換をすることで、どのようなことが大切なのかやどうしたら分かりやすい授業になるかを学ぶことができました。また、大学3年生の終わりまで 陸上競技部 のマネージャーをしていました。選手とのコミュニケーションや一人一人に合った言葉のかけ方やサポートの仕方ができるよう、よく選手のことをみて、理解できるように心がけました。陸上競技部で学んだことは実習でも生かすことができ、教員として子ども達との関わり方に繋がりました。陸上競技部でマネージャーをしたことで、様々な経験をすることができ、自分自身も大きく成長することができ、2次試験の個人面接でのアピールポイントにもなりました。大変なこともありましたが、自分にとって良い経験ができたと思います。
 
後輩へのメッセージをお願いします
 教職実践センター の先生方は何でも相談にのってくださるので、勉強の仕方や授業のこと、それ以外のことも気軽に相談できます。また、授業も少人数で行うものも多いので、質問などもしやすく、学生同士で話し合いながら学習ができます。


栃木県公立特別支援学校合格
 田野邊 咲希さん
(作新学院高等学校出身)

  • 学生6(田野邊):インタビュー
    田野邊 咲希さん

教員をめざすきっかけを教えてください
 本格的に特別支援学校の教員を目指し始めたのは高校1年生のときです。当時、漠然と教員を目指していた私に、高校1年生のときの担任の先生が選択肢の一つとして特別支援学校の教員もあることを教えてくれました。その後自分でも特別支援学校を調べ始め、一人一人に寄り添って考えていく特別支援教育に魅力を感じ、目指すようになりました。
 将来は、多種多様な価値観を認め、児童生徒のみならず、保護者の方々、一緒に働く教員の方々にも信頼してもらえるような教員になれたらと思っています。
 
合格に向けてどのような準備をしましたか?
 過去問自体は1年生の後期に購入しましたが、なかなか手が付けられず、本腰を入れて勉強を始めたのは3年生からでした。
 一般・教職教養は、まずとにかく過去問を解いて、それから苦手な分野、知らない分野をノートにまとめるようにしていました。特別支援学校の専門科目については、知らないことばかりだったので、まずは参考書をノートにまとめるなどして知識を身に付け、それから過去問を解くようにしていました。他にも、友人と一緒に勉強をすることもかなり身になると感じました。お互いに励まし合いながら苦手なことを教えたり教わったり、2次試験の面接練習を行って互いにアドバイスをしたりと、試験勉強中の一番の支えとなっていました。
 また、これは参考になるか分かりませんが、イラストを描いて記憶する勉強法が私にとって最も有効的でした(エビングハウスであればエビと家(ハウス)みたいな)。一見ふざけているように思われるかもしれませんが、覚えるのが苦手な私にはかなり効果的だったので、もし覚えるのが苦手で行き詰まっている人がいたら、一度試してみると良いかもしれません。
 
作新大での学びはどのように役立ちましたか?
 2次試験の対策を 教職実践センター の先生方に見ていただいたことは、確実に合格に繋がったと思っています。面接の練習をしていただく中で、自分がどんな教員を目指しているのか、どんな授業がしたいか、どんなクラスにしたいかなど、先生方と話しているとどんどん将来の自分がはっきりと想像できていき、自信を持って2次試験に挑むことが出来ました。自分の気持ちがまとまったことは、試験の合格だけでなく、今後教員として働いていく上でも役立っていくと感じています。
 
後輩へのメッセージをお願いします
 作新学院大学は、とにかく先生方が話しやすいです。どんなに些細なことでも親身に相談に乗ってくれますし、他愛もない話もたくさんしてくださいます。直接でもメールでも話を聞いてくださるので、とても相談しやすいです。私も、この4年間本当に先生方にたくさんお世話になりました。先生方と気軽に話すことができるだけで、大学生活を送る上で大きな心の支えとなります。そんな強い支えがあることが、作新学院大学の良いところであり、大きな強みだと思っています。


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