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【学生インタビュー】教員採用試験合格者

【学生インタビュー】教員採用試験合格者
(最終更新日:2022/10/05)

2022年3月4日
教員採用試験に合格した人間文化学部発達教育学科4年 木村まいさん齋藤千花さん西原直輝さん首藤謙太さん に、本学での学びや試験勉強について聞いてみました。
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栃木県公立小学校合格  木村 まいさん (真岡女子高等学校出身)

  • 学生①(木村):インタビュー
    木村まいさん

教員をめざすきっかけを教えてください
小学5・6年生の時にお世話になった担任の先生がきっかけで、小学校教諭をめざすようになりました。大学入学前は教員になれたらいいなという漠然とした気持ちでしたが、大学入学後にボランティア活動や小学校での教育実習を経験し、教員になりたいという気持ちがさらに強くなりました。将来は児童に寄り添い、自分自身も児童と共に成長していけるような、学ぶ姿勢を忘れない教員になりたいと思います。
 
合格に向けてどのような準備をしましたか?
大学1・2年生の時は自分で教員採用試験の勉強をするというより、大学で実施されていた 教員採用試験講座 に気軽な気持ちで参加しました。講座を受講しながら、中学校や高校の学習内容を思い出し、学び直すことを意識しました。大学3年生の夏からは過去問を中心に本格的に勉強を開始しました。分からないところはチェックして先生方に質問し、もう一度自分の力で解き直すという繰り返しを徹底しました。苦手な分野は、中学校の問題集から似ている問題をピックアップして、克服できるよう努力しました。
 
作新大での学びはどのように役立ちましたか?
分からない問題を 教職実践センター の先生方に質問すると、簡単な基本問題でも分かりやすく丁寧に説明してくださるので、納得して理解しながら勉強を進めることができました。隙間時間でも快く対応してくださるので、とても感謝しています。また、教員採用試験講座では、二次試験対策の模擬面接や論作文などを数を重ねて練習してもらいました。二次試験対策は自分一人ではなかなかできないため、とても助かりました。授業の面では、身近なものを取り上げて分かりやすく学べる授業が多いです。例えば、公園の様子を自分なりに発表するという授業では、児童の目線に立って、楽しく体験しながら学習することができました。この経験は、教育実習での教材づくりにとても役立ちました。
 
後輩へのメッセージをお願いします
作新学院大学の発達教育学科では、小学校教諭の勉強だけでなく特別支援教育の勉強もできます。個別の支援方法や違った視点・考え方を学習することができるため、特別支援教育の学びには、人間としても成長できる学びが多いと実感しています。また、作新学院大学は気さくな先生方が多く、勉強面だけでなく、学生生活や個人的な悩みにも親身になって相談に乗ってくれます。それから、大学構内のいたるところに自由に使える教育環境が整っているので、自分の好きな居場所を見つけることができると思います。試験勉強は大変かもしれませんが、同じ目標を持つ仲間や、親身になってくれる先生方がいます。一人で悩まず、相談しながら乗り越えてください。応援しています!


栃木県公立小学校合格・茨城県特別支援学校合格  齋藤 千花さん (下館第一高等学校出身)

  • 学生②(齋藤):インタビュー
    齋藤千花さん

教員をめざすきっかけを教えてください
幼い頃から障がいのある弟と過ごすなかで、特別支援教育に興味を持ち始めました。特別支援学校に通いはじめて、弟の良さを引き出してくれた特別支援学校の先生の指導の素晴らしさに憧れ、特別支援学校の現場に立ちたいと思いました。将来は、子ども一人一人に必要な支援は何かを常に意識して、一人一人にあったスモールステップでの支援を心がけ、子どもたちと共に成長できる教員になりたいです。
 
合格に向けてどのような準備をしましたか?
教員採用試験講座 には積極的に参加しました。特に個人面接の練習では、先生方や友人に見てもらうことで自分を客観視できます。また集団討論の練習では、自分とは違う新しい視点からの考え方を知ることができるので、講座への参加をお勧めします。参考書等を使っての勉強を本格的に始めたのは、試験の5ヶ月程前からです。問題集は全問正解するまで何度も解き直し、過去問は問題傾向を掴むとともに力試しとして使用しました。その他、文部科学省や受験自治体の教育委員会のホームページをチェックして、教育方針等を確認しました。試験の結果も大切ですが、試験を意識するよりも「これができなきゃ現場で通用しない」という気持ちで机に向かいました。
 
作新大での学びはどのように役立ちましたか?
作新学院大学の 教職実践センター には、困ったときに助けてくれる先生方がいて、必要とする資料が揃っています。また、同じように教職をめざす仲間がいて、仲間と一緒に頑張ろうと思える環境がモチベーション維持に繋がりました。
 
後輩へのメッセージをお願いします
教職をめざすなら教職実践センターへぜひ足を運んでください。学校教育に関する資料や教科書、学習ボランティア等の情報がたくさん集まっていますし、とても頼りになる先生方がいます。不安や焦りは尽きないと思いますが、そんな時は、理想の教員生活を思い浮かべてみたり、誰かに話を聞いてもらうと少し心が軽くなると思います。皆さんの「教員になりたい」という強い気持ちを大切に、理想の教員をめざして頑張ってください。皆さんが力を出し切れるよう応援しています。


栃木県公立小学校合格・茨城県公立小学校合格  西原 直輝さん (烏山高等学校出身)

  • 学生③(西原):インタビュー
    西原直輝さん

教員をめざすきっかけを教えてください
大学入学当初から、教員になりたいという夢を持っており、小学校の教育実習を体験してその思いがより強くなりました。将来は、児童に寄り添うことのできる教員になりたいと考えています。そして、全力で児童に向き合っていきたいです。
 
合格に向けてどのような準備をしましたか?
大学に入学してから、塾でのアルバイトやボランティア活動を通して、子どもたちと関わることや教えることの経験を積みました。本腰をいれて試験勉強に取り組み始めたのは、小学校での教育実習を終えた後です。一次試験の合格に向けて、自宅での勉強はもちろん、授業の空き時間に 教職実践センター を利用して過去問をたくさん解きました。教職実践センターでは、専門の先生方が常駐しているので分からないところを直ぐに先生に質問することができました。一次試験に合格後、二次試験に向けて論作文や面接練習に取り組みました。人前で話すことが得意ではなかったので、できるだけ多くの先生方にお願いし、積極的に面接練習を行いました。
 
作新大での学びはどのように役立ちましたか?
大きく成長できたと思うことの一つは、教職実践センターでの学びです。センターには先輩方との交流や豊富な教育資料、そして同じ目標を持つ仲間と一緒に勉強できる環境がありました。確実に合格に繋がったと思います。もう一つは、ボランティア活動や公開研究会、実習での学びです。「パラ駅伝」にサポートボランティアとして参加したり、地域の中学校が行うキャンプ体験にボランティアスタッフとして参加する等、多方面において積極的に活動しました。この経験は、教員採用試験だけでなく、学校教育の場でも活かせる貴重な経験になったと思います。
 
後輩へのメッセージをお願いします
作新学院大学では、少人数制で密度の濃い授業を受けることができます。先生方も学生一人一人に対し、とてもよく気にかけてくれます。これから作新学院大学で学ぶ後輩たちには、教員になりたいという強い気持ちを持ってほしいです。そのためにも、大学で呼びかけている研究授業の参観やボランティア活動に参加して、教育の奥深さを感じてほしいです。
 

埼玉県特別支援学校合格  首藤 謙太さん (西武台千葉高等学校出身)

  • 学生④(首藤):インタビュー
    首藤謙太さん

教員をめざすきっかけを教えてください
高校時代に所属していたバドミントン部を通じて、月に1度、地域の小学生と交流する機会があり、交流するうちに自然と教員をめざすようになりました。最初は小学校の教員志望でしたが、大学で特別支援教育に興味をもち、特別支援学校の教員に志望を変更しました。私の理想とする教員像は、児童生徒の障がいや個性に寄り添い、一人一人と向き合う教員です。理想の教員像に近づけるよう、日々精進していきます。
 
合格に向けてどのような準備をしましたか?
大学では強化部に所属していたので、教員採用試験の直前まで大会に出場しており、試験勉強の時間はあまりとれませんでした。そこで、効率的かつ合格点のとれる勉強方法は何かと考え、100点ではなく6~7割の点を確実にとるための勉強を始めました。まず、過去問の出題傾向を分析し、出題数の少ない問題は一切勉強せず、出題傾向の高い問題のみを集中して勉強しました。また、分厚い参考書はやる気がなくなってしまうので、薄いドリルを使いました。薄いドリルは大事なところが分かりやすくまとまっていて、とても効率的でした。一次試験は、試験範囲が広い代わりにマークシートの選択問題だったので、ドリルの内容を全て暗記するのではなく、広く浅く覚えることを意識しました。選択肢の中から答えを選ぶので、「問題文や選択肢を見れば答えがわかる」程度に覚えました。二次試験は、コロナ禍の中で自宅でできる対策としてYouTubeを活用して勉強しました。論作文の書き方や、討論の進め方、面接での受け答え方やマナー等、YouTubeの動画を見てイメージトレーニングする勉強方法は、とても効果的でした。また、過去問や雑誌から面接で聞かれそうなことを予測し、自分の答えを準備して試験に臨みました。
 
作新大での学びはどのように役立ちましたか?
私が受験した埼玉県の教員採用試験は、特別支援学校の過去問が販売されていなかったので、過去問を見ずに試験に臨むことが不安でした。しかし出題された問題は、作新学院大学の授業で得た知識に関することばかりでした。合格できたのは、まさに作新学院大学の授業のおかげです。特別支援教育に関する課題や歴史、用語の意味や、障がい種ごとの特徴や支援方法など、試験で必要な知識はすべて授業から得ることができました。分かりやすくて記憶に残りやすい授業が多いので、授業をしっかり受けることが合格への一番の近道だと思います。
 
後輩へのメッセージをお願いします
作新学院大学の良いところは、小学校に加え、特別支援学校、または中高(国語)の教員免許も取得できるところです。取得できる免許が多いほど自分の道も広がりますし、小学校教員志望でも特別支援教育について学ぶことは非常に有意義であると思います。また、私は在学中に放課後デイサービスでアルバイトをしていましたが、実際の現場で子どもたちと接した経験は自分の自信に繋がりました。二次試験で自分の経験を踏まえた話ができ会話も広がりました。ボランティア活動やアルバイト等を通じて子どもたちと交流する機会をつくることは非常に良いと思います。