- 【合格者インタビュー】税理士試験合格者に聞く!3科目合格までの道のり
- (最終更新日:2025/12/24)
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2025年12月24日
令和7年8月に実施された第75回税理士試験の受験結果が発表され、本学の卒業生2名がそれぞれ「国税徴収法」(合格率13.8%)・「財務諸表論」(合格率31.9%)に合格しました。本学から税理士試験の科目合格者が出るのは今年で6年連続となります。
今回は、本学の経営学研究科を修了し、TA(ティーチング・アシスタント)として資格取得支援室で在学生をサポートしている加藤 由紀さんに、本学での学びや試験勉強について聞いてみました。
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税理士試験科目 国税徴収法合格
加藤 由紀さん(2023年度経営学研究科修了)
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加藤 由紀さん

商業や経営に関わる仕事を目指したきっかけを教えてください
資格取得支援室で簿記の勉強を始めたときから強く意識するようになりました。日商簿記3級から2級、そして1級を勉強していくうちにこれまで勉強してきたことを活かせる職業につきたいと考え、税理士の道を選択しました。今後は実務経験を積んで税理士登録ができるように頑張りたいと思います。
合格に向けてどのような準備をしましたか?
去年の12月、税理士試験「国税徴収法」の不合格の通知が届いてから、私は教科書を開き、毎日計画を立てて勉強を始めました。内容は主に理論なので、自分が今どれくらい暗記できているかを声に出し、録音したものを聞いて確認していました。さらに、試験1ヶ月前は早朝1時間、就寝前に1時間勉強して記憶の定着が深まるようにしました。
作新学院大学での学びはどのように役立ちましたか?
学生生活の中で先生方や同級生、先輩・後輩には様々な刺激を受けたと思います。合格するまで乗り越えた経験が今後の自分を支えてくれると思います。学生生活・資格試験を通して、あきらめず最後までやり抜くことの大切さを教わりました。
また、TAとして活動してきた中で「分からない」を「分かる」に変えること、教えることで相手だけでなく、自分の知識もさらに深まることを知りました。資格取得支援室に通い、目標に対して努力し続ける学生を応援できることにも日々のやりがいを感じました。
後輩へのメッセージをお願いします
大学は高校と違って授業がすべて決まっているわけではなく、ある程度自由な時間があります。その時間を有効利用できる施設として、作新大には資格取得支援室があるので、ぜひ利用してもらいたいです。支援室には多様な問題集が常備され、同じ目標を持つ仲間と先生方や先輩に教えてもらえる環境が整っているので、支援室に来て将来の職業の選択肢を広げられるよう勉強に励んでもらいたいです。
資格取得支援室長のコメント -
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杉本育夫 特任教授

杉本 育夫 特任教授
経営学部特任教授、資格取得支援室長
税理士試験の3科目すべてに合格した加藤 由紀さんは、作新小中高校(情報科学部)を経て、本学経営学部経営学科に入学しました。大学では、会計研究部の部長として活躍してくれた学生です。大学院も本学の経営学研究科に進学し、現在は税理士試験科目免除制度による論文の提出認定の準備をしています。
また、彼女は大学入学時に、簿記に関して全くの初心者でしたが、簿記3級から勉強をスタートさせ、大学4年時に日商簿記1級と税理士科目簿記論の両方に合格した努力家でもあります。大学在学中から資格取得支援室のスタッフとしても、簿記の質問に来る後輩の指導に丁寧に当たってくれました。加藤さんのように最後まで目標をあきらめない人が、最終的に栄冠をつかむ、良い例を見させてもらいました。 -







